研究者
海外の研究者の発表内容を理解することができるだろうか?
研究者
海外の研究者とディスカッションできるだろうか?
国際学会への参加に対して、不安に思う方も多いと思います。
私も国際学会への参加に不安を持つ研究者の一人です。
しかし、「2023年6月の国際学会にて海外の研究者とディスカッションできるようになりたい!」と思い、2022年12月より英会話の勉強を開始しました。
本ページを利用して、自分の勉強方法について整理しました。
英会話を学ぶ背景
私は現在、製薬メーカーにて研究員として勤務しております。
学生の時は、国際学会への参加は自分の研究発表の場、自分の経験や学びに行くためと考えていました。
しかし、企業の研究者になったことで、学会の情報を得て、同僚に学会で得た情報をアウトプットしなければいけない!という思いが強くなりました。
しかし、現状は
- 英語での発表を聞いても、スライドの英語がなければ十分に理解できない (ほとんど視覚情報で発表内容を理解しようとしている)。
- 社内での外国籍の研究者との会話でも、会話が続かず、日本語を交えた会話になってしまう。
のように、英会話にとても苦手意識を感じていました。
このような背景から「2023年は国際学会にて英語でディスカッションできるようになる!」ことを目標に据え、勉強を行なっています。
英会話の目標
2023年6月開催の国際学会に参加して、発表者とディスカッションする。
自分の課題とその課題に対する具体的なアクション
目標を達成するために、まずは自分の課題の抽出、課題の深堀り、課題克服のためのアクションについてまとめてみました。
自分の課題
- 学会・会議の場で、英語で質問をしたいけど、質問するための英文が出ない。
- 質問できたとしても、相手の回答を聞き取れない。
- 相手の英語を聞き取れたとしても、即座に自分の言いたいことを言うことができない。
課題の深堀り
- そもそも質問の型を知らない。
- 単語単語を聞き取れても、意味のある文章として、即座に理解できない。
- 英文を作るのに時間を要してしまう。
課題克服のためのアクション
- 質問のストックを作成する。
- Listening力を鍛える。
- Speaking力を鍛える。
課題に対して、自分なりに試行錯誤しながら、勉強をおこなっています。
具体的な勉強方法
Speaking力
英語ネイティブ感覚の英文法を習得する
高校英語での流れで、英文を後ろに戻って理解することに慣れてしまっていました。
英語の流れで思考したいと考え、英会話に即した英文法をの勉強を開始しました。
そのために、一億人の英文法にて勉強を開始しました。
なぜ、初めに英文法なの?
英語ネイティブの英文の作り方が学べると考えたからです!
具体的な内容は本書に譲りますが、
- 英語は配置の言語であること。
- 配置が動いた時は、感情・意図があること。
- 後ろからの修飾は「言い足りない!説明し足りない!」という欠乏感とつながっていること。
を理解できると考えたからです。
既存の英文法の用語に慣れた人が見ると、普段と異なる用語で表現されていたりするので、初めは戸惑うかもしれません。しかし、英会話を本気で習得したい方に適した文法書だと私は考えます。
高速で文章を作成する訓練を積む
文法を理解できたとしても、文章を作ることを高速で繰り返さなければ、実際に話せるようにはならないと考え、「瞬間英作文」の手法にて勉強をおこなっています。
中学英語でペラペラになる 瞬間英作文入門を電車の通勤中におこなっています。
自分の考えを言葉にする
文章を作成できたとしても、自分の考えを表現できなければ意味がないと考え、自分の日常を日記に書くようにしました。今日あった出来事だけでなく、疑問に思ったことも記入して、英語で質問を書くようにもしています。
新井リオさんの書籍(英語日記BOY)を参考に、1-2行で毎日の自分の出来事を表現しています。
Listening
英語の発音を理解する
母音の発生方法の理解、日本人に区別しにくい子音 (例: rとlの違い) を理解することを目的にDVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本のDVDを見て、口の動かし方を理解するようにしました。
英語のリズムを理解する
一つ一つの単語は知っているのに、文章になると単語が聞こえなくなった経験はないでしょうか?
英語のつながるルール(リンキング)を理解することで、繋がって聞こえてきた単語を理解できるようになると考え、英語発音バイブル Part.2 リンキングルール編のDVDを見て、発音するようにしています。
実際の速度で話される会話を聞く
海外ドラマはたった350の単語でできているを参考にして、ジブリ(魔女の宅急便 北米版DVD)を視聴しています。聞いた内容に、発音方法とリンキングのルールを適用して、音読・シャドーイングしてみることで、理論を自分で実践するようにしています。
Listening, Speakingの実践
オンライン英会話での実践も考えていますが、2023年1月は基礎固めと考え、座学で勉強をおこなっております。ゆるりと基礎をおさえて、2月からオンライン英会話で実践する予定です。
目標の定量化
話せるようになる、という大雑把な目標では自分の立ち位置を理解し、勉強を継続できないと考え、SMARTの法則によって、二つの目標を立てました。
SMARTとは?
- Specific:具体的である
- Measurable:定量化できる
- Achievable:自分が目標に同意して、達成可能だと考えている
- Relevant:自分に関連がある
- Time-bound:達成したい期限が明確
目標1. Versantで47点を取得する
自分のListening力とSpeaking力の客観的な指標として、Versantの受験を決めました。
Versantとは?
Versantでは、リスニング能力とスピーキング能力の両方を測定し、中でも日常的に必要とされる口頭英語に回答できる能力に重点を置き、自然さ・流暢さ・即時性などの視点から、より実践的な英語力を測定します。
参照: Versant Webページ
2023年1月時点の得点は44点でした。
具体的な目標設定
- S: VERSANTで47点取得 (グローバルビジネスに必要な英語力をはじめの目標に設定)
- M: 47点/80点満点
- A: 現在44点で、CEFR(*1)では一個下のランクなので、達成可能であろう
- R: 英語を聞く、話すの客観的な指標としてVersantは適している
- T: 2023年3月受験日 (Versant2回受験分特別価格キャンペーンで2回目の受験期限が3月末)
*1: CEFR(ヨーロッパ共通言語参照枠)とは、ヨーロッパ全体で外国語の学習者の習得状況を示す際に用いられるガイドライン。A1からC2まで7分類されます。テストごとのスコアもCEFRを基準に相関関係を知ることができます。
参考: VERSANT公式Webページ
目標2. 毎日日記の継続
自分の英文のアウトプットの場として、英語日記を毎日継続することにしています。
具体的な目標設定
- S: 日記の毎日継続
- M: 31日間日記の継続
- A: 通勤時間中にスマホで入力する
- R: 自分の考えをアウトプットする
- T: 2023年1月31日まで毎日1-2行日記を書く (まずは1ヶ月間続ける)
まとめ
今回、自分の勉強内容を棚卸しをして、自分の目標を設定しました。
このページの内容をもとに、勉強を続けていきたいと思います。
この学びが成功するかはわかりませんが、学びを続け、「この勉強はよかった!」「この勉強は自分には合わなかった…」などを後日ご報告できたらいいなと思っております。
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